fc2ブログ

同志へ

20081212110850
人前での演奏は、中々上手いこといかない…(-"-;)。舞台に上がると緊張してしまい、思うようには弾けたためしがないっ…(∋_∈)。そんな状態に、嫌気が差す。己に「いい加減に慣れろ」、とは言い聞かせるが、簡単にはいかない。…そう歎く同志達へメッセージです。それって【普通】です。いつだって緊張はします。舞台の上での緊張感を現役で感じる教師は、生徒のジレンマにも共感出来ます。ただし、緊張によって考える力が散漫になるとマズイんですよ。【委縮】は良い結果をもたらさない。たぶん委縮は【過去の失敗】に起因します。失敗によって精神的にダメージを受けた記憶をそのままに放置しておくと、委縮に繋がり、結果的には連鎖を繰り返します。偉そうに語る私だって、沢山の失敗を乗り越えて、というよりさんざん失敗に懲りてますよぉ~。ただね、幸いにも今振り返ってみれば、失敗することによって親や指導者から責められたことは無かったんですね。それは大いなる救いだったと今にしてみれば、そう思えます。だから生徒達の演奏に関しても責めることは一切しませんね。結果は結果として「良し」と受け止めます。もちろん自分の失敗も「良し」では済みませんよ。己の失敗は責めましたけれど、周りは誉めもしなかったけれど、責めなかったですね…。そして出した結論は⇒どんなマズイ演奏をしちゃっても、翌日には日はまた昇るってことですね。自分にとって「爆弾」でも、他人にとっては「おなら程度の爆発」ってことです。要するに、何も変わらないし、そんな失敗は人生においてはたいしたことではないってこと。今でも演奏となれば緊張しますが、緊張することによって、より集中するように自己の精神をコントロールしています。「人前で20回弾くと慣れると言いますよ!」先日、そうおっしゃっている先生がいらして、思わず突っ込みを入れたくなってました(^。^;)。「あのぅ…、それって、舞台に出て20回弾けば、緊張にも慣れるようになるってことですか?それとも、20回も同じ曲を人前で弾けば、その曲は楽に弾けるようになるってことですかぁ?」もちろん、黙ってはいましたが、頭の中で自問自答してましたね。あはは。「緊張には慣れが必要」と良く言いますが、どんなに慣れても緊張はしますね。本人は上がっていないつもりでも、いざ演奏会の直前という時点で脈拍や心拍数を計れば、普段の平常心である状態と同じ訳がないですよ。どんなに頻繁に舞台に上がってもドキドキはします。【ときめき】。その状態を【ときめき】と考えるようにしています。今から自分が舞台に上がり会場の時空を支配できることを想像してときめくんです。凄いスペクタクルな感覚~♪。うふふ~。私の場合は、演奏しながら神経を研ぎ澄まし耳をフル回転させる感覚に溺れます。まぁ~、一種のハイな状態ですね。人前でハイに集中している自分を自覚出来るようになると、演奏は一段と楽しくなってきます。凝縮された時間を演出できるなんざ、そうそう簡単に出来ることじゃありませんからね。非日常的な時間を繰り広げる自分は、あたかもちょいとした魔力を持つかのようで想像力は増幅~しちゃいます。どこまでも前向き( ~っ~)/。それでも、演奏が失敗したら⇒大人があえて自ら恥をかけるなんざ潔い!このように自画自賛しましょう。まっ…、ばつの悪さは開き直ることです。笑い飛ばして次への糧にします(^◇^)┛。「あんだけ練習したのに、こんちくしょう」って叫ぶのも良いかもね。それができない向きは、その晩は酒に溺れるとか(^。^;)?…対策を講じて、後に残さないことです。
スポンサーサイト



プロフィール

鈴木直美

Author:鈴木直美
ピアニスト、指導者として活動中。
Suzuki Piano School主催。
VERY GENE ドレスショップオーナーを務める。

最近の記事
月別アーカイブ
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク
ブログ内検索
RSSフィード
ブログカウンター